韓国の産業中核を担う蔚山

釜山(プサン)と慶州(キョンジュ)の中間に位置し、釜山から車で約1時間の距離にある蔚山(ウルサン)。蔚山は、総面積約1056平方キロメートル、人口は約110万人の韓国7大都市のひとつで、正式名称を“蔚山広域市”といいます。

 

蔚山の西側は、巨大な山々から形成された嶺南(ヨンナム)アルプスがあり、東側は海に面しています。海岸沿いには、蔚山港、温山(オンサン)港、方魚津(バンオジン)港など多くの港があり、昔から世界各国との産業交流が盛んに行なわれ栄えてきました。また捕鯨禁止の措置が採られる以前の1950年代~1970年代まで、韓国最大の捕鯨基地として有名だった長生捕(チャンセンポ)港も蔚山にあり、現在も港近辺には鯨肉料理の専門店があります。また、蔚山には、韓国唯一のクジラ博物館が存在するほか、毎年5月末には捕鯨祭が行なわれています。

 

蔚山は1962年、朴政熙(パク・チョンヒ)政権下の5カ年計画の一環として、石油化学を中心とした工業地区として指定された都市です。各港湾内側の丘陵地帯には、全体で約1900万坪の工業地帯が形成されており、石油化学や造船、自動車産業など、韓国の名だたる企業が進出、多くの工場があり、韓国産業の中核を蔚山広域市が担っているともいわれています。

 

産業都市でありながら海と山両方の自然にも恵まれた蔚山には、絶景として有名な観光地や貴重な遺跡が多数存在しています。都心から30分以内の距離圏には、海抜1000メートルを越す高山と海が臨める海岸があるなど、産業と自然、観光が調和した都市です。

港湾内側の丘陵地帯に形成された、工業地帯。

一年を通して温暖な蔚山

蔚山は韓国の南東部に位置し、年間平均気温は約15度(2007年度平均)と、温暖な気候をしています。最も寒い1月でも氷点下になる日は平均しても2~3日ほどしかなく、過去30年間の平均降水量は1272㎜、降雨日は年間で約98日ほどと、暮らしやすい気候をしています。

温暖な気候をした蔚山。海と山の両方の自然に恵まれた都市です。

【蔚山の基本情報】