済州島 観光ガイド

済州島の基本情報

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済州島の概要

済州島(チェジュド)は、朝鮮半島の西南端、東シナ海の北端にある、韓国最大の島です。約120~70万年前に溶岩が噴出してできた火山島で、東経126度、北緯33度に位置し、日本の佐賀県とほぼ同じ緯度にあります。面積は大阪府と同程度の約1848平方キロメートルで、南北41キロメートル、東西73キロメートルにのびる楕円の形をしています。

島の中心には、世界的にめずらしい動植物が分布していることから1996年10月12日天然記念物第182号に、自然景観の美しさから1970年3月24日に国立公園に指定された、韓国最高峰の漢拏山(ハンラサン、標高1950m)がそびえ、周囲の大小368個のオルム(寄生火山)とともに、特異で雄大な景観をつくりだしています。

漢拏山をはじめとする多数の景勝地、海岸沿いの奇岩怪石など、豊富な名所を有する済州島は、現在、年間約500万人の観光客が訪れています。

2007年には、韓国はじめての世界自然遺産として、済州島の「済州火山島と溶岩洞窟」がユネスコに登録されています。


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自然と気候

韓国の中では寒暖差が最も少ない穏やかな島で、気候分類学的には亜熱帯性気候圏に属しています。日本や韓国本土と同じように四季があり、夏には海水浴やマリンスポーツが楽しめ、冬には雪で覆われた漢拏山を見ることもできます。

冬は短く、最低気温が0℃以下になる日数は17日ほどです。逆に、月の平均気温が18℃以上の夏は、6、7、8、9、10月と5ヵ月間もあり、いちばん暑い8月は海岸地帯で26℃前後になります。ただし海陸風の影響で体感温度は低く、島全域の月平均気温は22.4℃と、ソウルや釜山(プサン)よりも3℃低いです。

漢拏山を中心に島内でも気温差があり、済州市のある北側よりも南側の西帰浦地域のほうが暖かいです。そのため韓国唯一のみかん栽培の多くが南側で行なわれています。

済州島の月別平均気温
1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月
7.36.39.713.917.621.1 25.627.921.719.914.89.0
出典:気象庁ホームページより
現在の気候や気温については、韓国の天気予報をご覧ください。

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歴史と文化

済州島の歴史は、遺物として発見された打製石器、骨角器などから石器時代までさかのぼることができます。

上古時代には、済州島を開国したとされる「三姓神話」の子孫が、当時の韓国王朝のひとつ新羅(B.C57~A.D935)に入朝し、タムナ(耽羅)という国号を与えられ、仕えたといわれています。韓国が高句麗、百済、新羅に分裂した三国時代のタムナ国は、これらの国々と対等、あるいは従属しながら外交関係を結び、その関係は高麗時代まで続いたという記録が残っています。

1105年には高麗の行政区域として“タムナ郡”に改められましたが、島という地理的環境から、朝鮮半島とは異なった独特の文化、歴史、言葉などが、済州島には色濃く残っています。

済州島の三多、三無、三麗・三宝

三多……済州島は、別名“三多島”ともよばれています。三多とは“風多”、“石多”、“女多”を表わす言葉で、火山活動によってできた島であるため石が多く、海陸風も強く、また、漁によって亡くなる男性が後を絶たず、女性の数が多くなることに由来しています。

三無……“泥棒”、“門”、“物乞い”が“無い”という理由に由来した言葉です。済州の住民は、荒く厳しい自然環境の中で開拓を行なわなければならず、人のものを盗まず、物乞いをせず、また家に門のない生活をしてきたといいます。済州島では、門の代わりに家の入り口に“チョンナン”とよばれる3本丸太を置き、留守や在宅の目印にするという、独特の文化が伝わってきました。

三麗・三宝……1960年代以後、済州が観光地として有名になったことからつけられた言葉です。三麗・三宝とは、「済州の美しい自然、民俗、土着産業」や、3つの資源「特用作物、水産、観光」、また「済州の暖かい人情、美しい自然、特異な産業構造」を指す言葉です。


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イベント

済州島では、四季を通して独特なフェスティバルを多数催しています。中でも有名なものに、神話に基づく祭祀“三姓穴春期大祭”や“ツツジ祭り”、新年を迎える“城山日出祭”、済州島固有の野焼き“正月十五日野焼き祭り”などがあります。


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名産品とシンボル

済州島は昔から、みかん、あわび、しいたけ、そしてチョランマル(済州産ポニ一)、山柿で染めたカロッ(褐衣)など、地域的特色のある特産物が多くあります。また、島内のいたるところで済州島のシンボル“トルハルバン”を見かけることができます。

  • みかんの写真

    みかん

  • あわびの写真

    あわび

  • トルハルバンの写真

    トルハルバン


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交通情報

済州島へのアクセス
済州島へは、東京(成田国際空港)、名古屋(中部国際空港)、大阪(関西国際空港)、福岡(福岡空港)の各地から直行便が出ています。所要時間は、東京からは約2時間20分、名古屋、大阪からはそれぞれ約1時間30分、福岡からは約1時間です。ソウル、釜山経由の便もあるので、旅行のスケジュールによっては選択肢に入れるのもいいでしょう。韓国内では、ソウルや釜山などの都市から済州島への航空便があり、所要時間はソウルからは約65分、釜山からは約55分となっています。

また、仁川、釜山、木浦などの都市からフェリーを利用することもできます。所要時間は仁川から約13時間、釜山からは約11時間30分、木浦からは約5時間です。

※詳細はご利用になる旅行会社、航空会社等にご確認ください。

済州島内の交通
済州島は漢拏山を中心に、北側に国際空港やフェリーターミナル、南側にリゾートホテルが集まっており、空港からリゾートホテルの多い中文観光団地までは、車で約1時間ほどかかります。済州島に鉄道はなく、移動手段はバスかタクシー、レンタカーのいずれかとなります。

レンタカー

レンタカーを借りるには、21歳以上で国際免許が必要です。空港で借りることができ、日本から予約することもできます。

バス

バスは、市内バス、市街バス、空港リムジンバスの3種類があります。市内、市街のバスを利用して島内を移動することもできますが、バス経路の把握が必要なのとハングル表示が基本なので、初心者や観光に利用するには難易度が高いといえます。なお、空港から中文観光団地方面を回るリムジンバスで、ロッテホテルまで料金3900Wで行くことができます。

タクシー

空港からは待機しているタクシーで移動ができ、ホテルではスタッフがタクシーをよんでくれます。料金は、一般的なタクシーで割り増しがない場合、初乗り2キロまで1500Wです。

レンタカーではなく、島内に点在する観光地や景勝地、ロケ地をめぐるならば、タクシーでの移動が、時間の節約もでき効率がいいといえます。なお、島内を走っているタクシーは少なく、捕まえることは難しいので、複数の観光スポットや遠方の観光地に出かけるならば、半日、または1日といった単位でのチャーターがおすすめです。チャーター料金の目安は車種などによっても異なりますが、半日約4万W、1日で約8万Wです。